秋冬野菜の種まき開始

8月になり、秋冬野菜の種まきを開始しました。

冬野菜は、早いものでは7月から、だいたい8月~9月に種まきをします。

発芽温度は、キャベツ・カリフラワーは15~30℃ 、白菜・ブロッコリーは20~25℃
最近の気温は日中35℃、育苗ハウス内は50℃くらいになります。

冬野菜は高温の対策が、うまく苗を育てるポイントとなります。
しかし、これが難しい・・・。



発芽をさせるのに、一番重要な事は、種の発芽スイッチをONにすることです。
発芽スイッチをONにするため必要なものは、「水、酸素、温度」

中でも一番大事なのは水。
種が水を吸うことで、種の中で色んな事が起こって発芽に至るのです。
発芽のしくみは、話せば長くなるので割愛。

また、野菜によっては、好光性や嫌光性で分ける事もありますが、
光は覆土(種に被せる土の深さ)=酸素の量を表します。

たくさん酸素がいる種は、覆土は薄く→好光性
あまり酸素がいらない種は、覆土は厚く→嫌光性

だいたい覆土の目安は、種の厚みの3倍。
好光性の種は、薄っぺらいか、小さいものが多い。

だたし、トマトやピーマン、ナスなどは例外。


毎年、種まきした後、すぐに育苗ハウスには入れず、発芽するまで日陰に置いとくのですが、今年は、近所の農家さんから稲用の育苗機をいただきした。

たくさん置けるので、たくさんの種まきができます。

冬は、これに保温設備をつけて、温度と湿度を調整して発芽を促すのですが、
夏は、育苗用のラックとして使います。

それ以外の季節は、ただのラックとして使います。